いまどこにいるの?
はて、俺ちゃんは今どこにいるのか?
枕にたれたよだれをマイペットで処理しつつ考える。
とんでもないところに辿り着いたヅラ。
午後4時に鳴る鐘が幻聴になって響き渡る。
「俺が死んで泣くのはカラスだけでいい!」
このままだと鳴くのはコオロギぐらいになりそう。
犯罪でも犯そうか、いっそのことと『狼たちの午後』を観て思う。
違う、あれは。俺は主人公じゃない、
俺ちゃんの家に女子は無理だからせめて宇宙人が来てほしい。
俺は地球、特にこのTOKYOについては詳しいはずだ。
情報交換のため俺の住所を検問所にしてほしい。
宇宙人にも人権を与えるべきだ。そうすれば戦争にならずに済む。
我々は宇宙人を甘くみてる。相手は宇宙の果てからやってきたのだ。
俺の一攫千金の案も宇宙人が握っているに違いない、
俺がスシローで働いたのはこのためじゃない。
このためじゃないんだ。