吠える犬たち
光に寄る虫たち。夜の静かなひと時に見た光景。
新たなる旅立ちの用意、何日もかけて行った準備。
光は相変わらず太陽と人工物しかない。
オニオンリングがプールに浮かぶ訳、未だ入らぬ吉報。
アルコールランプに火を点けて、消してを繰り返す昼間。
一筋汗がたらりと、拭うでもなく暑さに中傷的になる。
いっぱいの爆弾が降ってきたらどうなるだろう。
この世の終わりとそうとでもない世界、ただ続く世界。
縁日に渡されたわたがしがそのままゴミ箱にあった。
宇宙人はこの太陽の下、もしくは月の下どうしているのだろう。
宇宙人が見てきたものは世界の偉業に入るのだろうか。
この世界と宇宙人が正式につながったとき、初めて人類扱いされるのだろう。
持ってきたマッチ箱にサインを書こう。
誰のものか忘れないように。
マッチ箱が持ち主を認めてくれるように。