迷子
ギターでロックンロールをかき鳴らせ。勝利への音楽。
蛍が迷い込んだホテルのロビーに噴水とシンボルが輝く。
今から発想を膨らませて偉大なる作品を創り上げよう。
夜勤のために起きとく虚しさと苦痛をビニール袋いっぱいに吐き出す。
カラーテレビの山に衝突するスーパーカーで化学反応をみる。
ハーモニカを吹き鳴らすことで山道も安全に歩ける。
胃痛がしたら正露丸を飲め、と強く教えられてきた。
ヘビーリスナーの彼は几帳面に放送ごとにノートに感想を書いている。
ビニール傘を折った瞬間の価値の下がりかたときたら。
平らな世界が続くと思ったら急に山々があった、と記録されている。
宇宙人たちは元気にあの街で生活しているのだろうか。
宇宙人は人々と一緒の生活に慣れてきているのだろうか。
あの人の人生は全てが宇宙人と人類の交流のためにあるようだった。
我々が屈している時も神は振り向かない。
決して夜明けまでに辿り着くことはないだろう。