腰、落として
見つかるはずだった命を見つける命へ。
共通の祈り、宗教の初期、精神の発生。
五万石の神へ、命がやがて戻るところへ。
落書きのある本にやがて目覚める価値、平和へ。
混沌をすこしずらした意識で覗くもう一つの混沌。
やがて解き明かされる生命の珠玉の謎、衝突と衝突の間。
五月の香り、サーチング・フォー・ブルーライト。
仇討ちを狙う団体、碇を降ろして待つという。
明日が来れば忘れるさ。そんな書きかけの文句。
一つ飛ばしに石の上を歩く、まるで子どものように。
宇宙人が羽ばたいて舞う、夜空を覆う。
宇宙人はかつて「熱」を発明した生物だ。
牢屋からシャバに出る時も宇宙人を思い浮かべてほしい。
次の日が来るかも宇宙人次第だ。
やがて許されぬ世界へ。
陰鬱とした明日が果たされぬ未来へ。