夢
悲しい通りに出た時は一旦地面をよく見てそれから振り返ることなく去るのだ。
夕暮れ頃の人々の眼差しは深くオレンジに染まっていてとてもきれいだ。
キャンバスに青を塗って海を表現したいが境界線があいまいで難しい。
白い鳥が空と平行に飛び、まるで空を自分のものとして泳いでいるのか。
大きな石にたくさんの紐がくくられていてそれを跳ね返すかのようないでたち。
瞳にはブルーがよく似合うが黒でも普通にいい感じになるので興味深い。
財布にはいつもお気に入りの写真が見えるように入っている。いつかの酷評。
つけペンを何回も使っているうちに持ち手が削られてきて耳かきみたいだ。
はてなマークが落ちてるとしたら多分学校か市役所だろう、右手に輝く金銀。
もやしばかり食べている人に言い分を聞いたらそんなに意味はなかった。
宇宙人はスチームパンクをどのように思うのか。
宇宙人はレトロな感覚が分かるのだろうか。
こどもの玩具に宇宙人は興味あるだろうか。
確かめたかった。
ただ中に何が入っているのかを。